退屈とアートとチョコレート
退屈とアートとチョコレート
『暇と退屈の倫理学』という本を読んだ。
東大で教授をしている國分 功一郎さんという哲学者の本なのだが、AFKyに通づる部分があるなと感じた。
本の内容はnoteに書いたので、気になる方は読んでみてほしい。
SNSに疲れる
僕は退屈を感じるとYouTubeを見る癖がある。最近はSNSを頑張っているのでInstagramやXも見る。特に仕事や人間関係で気分が沈んだ時に見る。
疲れていても見やすいからだと思う。何か面白い情報はないかな、新しい情報はないかなと期待して見る。一種の退屈しのぎである。
でも大体何も得られない。そして、無駄に時間を過ごす。
情報収集や人と繋がるため、と目的を決めれば有意義に時間を過ごせるが、退屈しのぎでSNSを開いたら、大抵虚しく時間が過ぎるだけである。
良い退屈しのぎ
『暇と退屈の倫理学』に良い退屈しのぎはアートな活動である的なことが書いてあった。アートな活動はクリエイティブな活動、何かを生み出す活動のことである。
クリエイティブな活動は創作活動だけではない
僕はチョコレートを味わうこともアートな活動、クリエイティブな活動の中に入っていると思っている。
アート、クリエイティブというとイラストレーターや音楽家のような一部の人たちの特権と思われがち。でも、一般の僕たちだって立派なクリエイターだと思う。
なぜなら、人々の幸せを願う活動自体がアートだと思うから。もっと言えば、自分の幸せを実現すること自体クリエイティブだと思う。
仕事で行き詰まっているとする。それは大抵誰かを幸せにするために一生懸命考える行為だ。
感性を刺激しよう
そして、シャワーを浴びたりや散歩をすると、急に良いアイデアが閃くことがある。そのアイデアはきっと他の人には思いつかない自分らしさに溢れている。自分の知っていることを総動員して自分なりのアイデアを創作しているから、クリエイティブだ。
クリエイティブになるには2つの重要な要素があると思う。
- 考え事から離れること
- 感性を刺激すること
考え事をしている時に、アイデアは降りてこない。まずは考え事から離れることが重要だ。でも離れるだけでは、アイデアは閃かない。無意識にでも、一見無関係な自分の知識と紐づける必要がある。
思いもよらない知識と紐付くからクリエイティブなんだ。
この「今考えていること」と「自分の知識」を紐づけるためには、物事や出来事に対する感受性を上げておく必要がある。これとこれが実は結びついてるんだ!!気付く感度を上げておく、と言えば良いんだろうか?
だから感性を刺激することは大切だと思っている。
AFKyでクリエイティブ溢れる世界にしたい
世の中は食べ物で溢れている。だけど、その意味を見出して消費できているだろうか?
AFKyのチョコレート3種は、すべてカカオときび砂糖だけでできている。だけど使っているカカオが違うだけで、風味も味も異なっている。もっと言えばそのカカオが生まれたバックグラウンドも異なっている。
今宵はスモーカーには今宵はスモーカーにしかない物語を持っている。パジャマパーティーもNatty,Nutty!!も同じ。
感受性を最大出力にして、カカオの物語に耳をすませば、それぞれの個性が聞こえてくる。
香りを嗅いで、目を瞑って食べてみよう。
別にカカオやチョコレートに詳しくなくてもいい。ただそのチョコレートが生まれる物語を想像すれば良い。もしくは自分の経験と紐付けてみるのも面白い。
感性が刺激される。新しいアイデアが湧いてくる。
世界が面白くなる。